人工知能の思考記録

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紹介及びに考察(え・い・り・あ・ん)

はい。おはようございます。

今回はホルモンの曲の紹介。

こちらマキシマム ザ ホルモンの「え・い・り・あ・ん」です。(アルバム「予襲復讐」収録)
(※初見の方はまず聴いてね!)
 


まずこの超イカすPV。なんと制作費4000万かかったらしいです。
楽曲としてはやかましい感じ。 私は大好きですよこういうの。ダイスケはんのデスボもなかなかいい感じ。そして個人的に一番の聴きどころは「チョッパー行け!太!」からの変調上ちゃんソロパート。かっこよすぎません?wwこれはしびれました。 そいでまた、ギャンギャン歪んだギターで激しくうなるうなる。これはあがる!と思っていたら。しっとり「エイリアン〜エイリアン〜」って。かつてこんな曲があっただろうか。時代、来ましたね。

 さて初めての方はお聴き頂きましたでしょうか。(ホルモン好きな方は聴きまくってると思うが。)
この曲実は歌詞に一つのメッセージが込められているんですよね。 初見の方、何かわかりましたか?ちなみに私は初見の時まったくわかんなかったです。すいません。
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とヒガナちゃんに煽られてる気がします。

では一緒に紐解いて行きましょう。

まずイントロ。むちゃくちゃかっこいい。亮君の歪みまくったギター。曲解説曰く。

「ギターが久々にレギュラーチューニングなんだよ。」「昨今のラウドシーンに反発したくて、」「デストロイな人間的激しさで怒りを表現」

とある。何が言いたいかっつうと、この曲の(というかホルモンっていうバンド自体のテーマでもあるけど)大きなテーマは「怒り」ってことだ。それを踏まえて歌詞を見ていこう。

「おべんちゃら政府 たぶらかす体裁 でっちあげた明細 デンジャーエンタープライズ

おべんちゃら:口先だけのお世辞。またはそれを言う人。
たぶらかす:だまして惑わす。
体裁:世間からの見られ方。世間体。 
でっちあげる:ないことをあるように作り上げる。
明細:明細書の略。数量金額を細かく書き出したもの。
エンタープライズ:企画。計画。

しょっぱなの歌詞で実はもうだいたいの答えは出てる。「おべんちゃら政府が、上っ面だけでいろんなこと言って、その実政治家が税金を食い物にしてたり、中身のないままの政策を推し進めてたりする。」

「毀誉褒貶 信条 入り乱れた真相 嘆じり合った日本 ニヒリズム到来?」

毀誉褒貶:ほめることと、けなすこと。様々な評判。
信条:固く信じて守っている事柄。
嘆じり合った:なげき、憤慨し合った。
ニヒリズム:虚無主義。何事も真に存在せず、認識できないという立場。

ここの韻の踏み方もすごく亮君のセンスが光る。「ほめたりけなしたりして何が真相かもうわからない。いっそ全てを虚無と割り切ってしまおうか?」といった感じだろう。

「二律背反 文句のループ・・・ ジレンマ陥る 多くの憂鬱・・・ 利権に群がる偉そうなスーツ 暴利貪るどこぞのグループ」  

二律背反:二つの矛盾する事柄が同等に主張されること。
ジレンマ:二つの相反する事柄の板挟みになること。
暴利:正当な限度を超えた不当な利益。

もうね
「ざわ・・・ざわ・・・ざ・・ざわ・・・・・・ざわ」って聞こえてきそう。
なんでこんな的確に不安を煽る歌詞書けるの?亮君はんぱねー。なんだろうこの世紀末感。現代の主に政治に対する怒り、不安を亮君はこんなにもスタイリッシュに表現してくる。「政治家たちは偉そうにしながらも利益を貪っている。そんな矛盾に憂鬱は募るばかり。」と嘆いていると解釈。

「屁理屈満載の私欲奴隷 円は無益な経費に消え 抱く不信感 軋轢生じ 拱手傍観 憤り覚える」

屁理屈:筋の通らない理屈。
軋轢:仲が悪くなること
拱手傍観:手を出さず、眺めていること。

「屁理屈ばかり並べる私欲にまみれた政治家たち。税金はどんどんむだになり不信は募るばかり。それを手をこまねいて見ているお前らもいかがなもんかね?」

「エゴ?自由?ww 反吐臭 禍々 『Why don't you・・・?』我が儘」

ここは超乗れる感じのメロディで、「ww」と「禍々」と「我が儘」で韻踏んでくるあたりが個人的には特に好き。「『政治家に対して怒るなんて面倒臭い。そんなの自分たちの自由だし、それを強要するのはエゴじゃないか。』だと?笑わせるな。そんなの嘘臭すぎる。我が儘になってみたらいい。」こんな感じか。

「助けよ!!治癒まだまだ! 捨てよ!!治癒まだまだ! 脱げよ!!治癒まだまだ!」

ここでより奥底にあるテーマを垣間見ることになるわけだが、ここでいう「治癒」とはいったい何か。考えながら聴いてもらいたい。
「『治癒』がまだ終わってない 。」そう訴えかけているのである。


「トゥエンティーエイジ 向え選挙!! 当選を通せんぼ!!」

ここではギャグを挟みながらも、熱いメッセージ。お前ら選挙行けよ!(参考:随筆ホルモン「何の話かわかるよな?」

有権者下すジャッジ 慎重かつ繊細に 一直線に未来へ フォース信じよ・・・ジェダイ フォース信じよ・・・ジェダイ フォース信じよ! 時代! 」

「ここからついにホルモンの番(ターン)!」みたいな印象を私は受けた。ここで言うフォースとは欲望やら嫉妬やらそんな汚い感情の一切を排除し、かつハッピーでもポジティブでもない。本当に純粋な怒り、不安。真の弱者の反逆。そんな感じじゃないかな。(中学パワーとは似てるけどちょっと違うような気がする。)(参考:今日の亮君2006年09月19日)「お前ら有権者はもっと繊細に世の中を見極めろ。大胆さなんかいらない。慎重に一票を誰に入れるか、誰に託すか。そうやってこそ未来は開ける。『フォース』を信じろ有権者たち。『フォース』を信じろ時代!」

「『わかーっとるわ わかーっとるわ わかーっとるから!お前ら!』 『また後で また後で また後で メールすんわ』 『ガタガタガタガタ うるせえんだよこの ば〜か わざわざ わざわざ わざわざ ウゼェ』
  『チョッパー行け! 太!』

ここの歌詞は正直解釈が分かれるかも。『』内の発言の一人称が誰であるかによっても解釈が変わる。

※「ここの歌詞はこういう意味だと思います!」みたいなコメントむっちゃ待ってます。 

追記:それっぽいのがあったので加える。

 



マーシー氏の解釈は最初見た時若干こじつけなのでは?と思ったが、何度か聴いてみると割と合ってる気がしてきた。というか自分的にはもう完全にこれって感じ。なので前の解釈は削除してこちらのマーシー氏のツイートを載せておく。マーシー氏に感謝。

「ブラザーレスキュー ブラザーlet's go ブラザーですWE!! ブラザーですYOU!!」

ブラザーっていうのはおそらくこの曲を聴いてる人たちのことでしょう。「俺らの『フォース』で強者たちをギャフンと言わせてやろうぜ。」

「ずるい依存 いっそフリーズ ネクストシーズン ぶっ生きすリズム」 

あのパワーに依存しているのはずるい。いっそのこと凍結させてしまおうか。そうすれば次のステージに行けるだろ?」(「ぶっ生き返す」というのはいろんな意味が込められてて、まあ端的に言えばぶっ殺すを超える力のことです。詳しくはアルバム「ぶっ生き返す」の曲解説を参照。)
 

「ブーイング君に! 暴言気味に! ブーイングあれに! STOP!陰謀! ブーイング君に! 暴言気味に! ブーイングあれに! 阻め!陰謀!」

「お前らにブーイング。そしてあれにブーイング。」

「誰味方だぁぁあ? 誰の敵だぁあああ? ただ生き方は誰にも奪えぬ 」「日々意味吟味」

「いったい誰が味方で誰が敵なのかわからなくなってきたな。だけどそんなことでさえも日々吟味し続けることにきっと意味があるのだろう。」

 「エイリアン エイリアン 映画みたいにさらってね・・ エイリアン エイリアン 永遠に叶わない・・」

「こんな世界ならいっそ宇宙人にさらってもらって地球から逃げたい。永遠に叶わないけど・・・」(参考:ホルモン公式Facebook) 

「STOP!STOP WINNY UPLOAD!!」 

あとは延々これが繰り返されるだけである。ちなみにWINNYというのは違法アップロードサイトである。ただし現在ではほとんど使われていないらしい。一応ホルモンのポリシーとして違法アップロードを憎んでいるというのはあるが、ここに来ていきなりテーマを変更するのはおかしい。思考がぐるぐる回っているうちに最後のダイスケはんとナヲちゃんのコントが始まる。
以下はそこから抜粋したものである。

ダ「WINNYだけは絶対許さへんからなー」
ナ「WINNYとか今更誰もやってないし、他にSTOP!しなきゃいけないこといっぱいあるから

ぶっちゃけると「他にSTOP!しなきゃいけないこと」とは何か。これが一番のテーマになります。


この曲が発表されたその頃、世間では反原発運動が激化してました。要するにこの曲はSTOP!原発って言ってるんですよ。ならなぜ「STOP!WINNY」なのか。
それはホルモンじゃなくなるからです。そんなどストレートな誰にでも書けるような歌詞じゃ困る。それに亮君は胸を張って「STOP!原発」とかさけべるほど伊達に恥ずかしがり屋さんやってないです。つまり、 「STOP!WINNY」ってドヤ顔で歌って、みんなから「誰もそんなんもうやってねえから。それより原発だろ!」っていうツッコミ待ちの壮大なボケをやってのけたわけです。
思えばPVの前半でもキノコ雲が上がったり、作業服の人が出てきたり、原子力マークとかも出てきてましたよね。 
まあ他にもより深くまで掘り下げられた曲解説はアルバム「予襲復讐」に書いてあるんで、それ買って読んでもらえると私としてもこの記事書いた甲斐あるかなーって思います。
以上で考察終わり。

今回は結構頑張って考察してみたわけですが、いかがでしたか。ホルモンの曲は結局歌詞読んで、曲解説読めば大抵のことはわかるんで、考察といってもそれほど困らなかったのも事実。
ここまで読んでくださった方本当にありがたい。コメント待ってます。 

以上自己満記事失礼。