人工知能の思考記録

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【ライブレポ】耳噛じる真打ツアーZepp大阪bayside/マキシマム ザ ホルモン

はい。おはようございます。

今週の月曜日、6月19日にマキシマム ザ ホルモンの約二年ぶりとなる復活ライブ「耳噛じる真打ツアー」の大阪公演が行われました。

私、今回実は初参戦でした。

そもそも私がこのたびチケットを手に入れる事ができたのは、腹ペコたちを真に大切にしてくれる亮君の粋な計らいのおかげでした。

 

まずDeka Vs Dekaというライブ活動休止後に発売され、日本ロック界を激震させたホルモン渾身の映像作品があった。※これは是非買ってみてほしい。

 

「Deka Vs Deka~デカ対デカ~」(DVD3枚+BD+CD)

「Deka Vs Deka~デカ対デカ~」(DVD3枚+BD+CD)

 

 このDVDの中に100文字のアンケート用紙が入っており、私はこの作品にとてつもなく強い衝撃を受けたのでその思いの丈をそこにぶつけた。

それから結構時間が過ぎてホルモンのライブ復活が告知される。私はなんとなく「行けたらいいなー」くらいに思っていたわけだが、正直そこまで乗り気じゃなかった。そもそも私はホルモンの音楽性や亮君の思考及び感覚に惚れているにすぎなかったため、みんなと一緒にライブで暴れまくるというのは少し違う気がしていた。しかし「今日の亮君」という亮君が割と前に書いてたブログがあるのだが、そこでは亮君がライブをいかに重視しているかが書かれている。なので興味だけはあったのだ。「機会があれば行ってみたいな」と。

 

ライブ活動復活に際して作られた特設ページにて、

 

 

 

 

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俺の回答紹介されとるやんけ

 

これを見た時全身の皮膚が泡立った。めちゃくちゃ痺れた。あの亮君が、あの最高にロックでクソかっこいい亮君が俺みたいなクソガキの文章を読んだんだ。これは勃起もんですよ。

しかもそれだけじゃなかった。アンケートには「ライブを生で見た事があるか?」という問いがあり、そこで「いいえ」と回答した者の中から抽選で耳噛じる真打ツアーの先行リザーブチケットを配布するというトンデモ企画まで用意してくれたのだ。

幸運にも私は当選し、先行リザーブチケットを手に入れる運びとなった。家にあの黒い封筒が届いた時は嬉しさのあまり数年ぶりに飛び跳ねた。

それから私生活もいろいろ変わっていったけど、ずっとホルモンは聴いていた。Deka Vs Dekaのライブ映像を何回も観て、「俺もあんな大量の暴れまわる人たちにぐちゃぐちゃにされるのかな…」と不安と期待で内心ドキドキしていた。

 

あまり書きたくないけど、そんな中で不満だったのはホルモンがフェスの予定ガンガン詰めていった事。私自身フェスがあまり好きではないというのもあるが、亮君もDeka Vs Dekaの中でフェスの持つ薄ら寒さみたいなのについて言及していて一層亮君に惹かれていたというのが一番の理由だと思う。ただ、今回は復活してすぐなので仲のいいバンドやホルモンに限らず邦楽ロック全般を好む人たちへの挨拶的な意味も兼ねているのだろうということで勝手に納得した。

また、ライブの日が迫るごとになぜか意味もなくホルモンにイラつき始める。ライブ一週間前くらいは「フェスの予定ばっか入れてねえで新曲作れよ」「Twitter界のご意見番みたいな事してんじゃねえよ」なんていう嫌な考えが脳裏に見え隠れしていた。

 

 

しかしながら、ライブ当日の朝に目を覚ました時私はめちゃくちゃ興奮していた。これがライブの持つ魔力なのかもしれない。

電車を乗り継いでZepp大阪baysideに向かう。会場の駅「桜島」に近づくに連れて電車の中のホルモンTシャツを着た人たちの割合が増えていく。同志のような戦友のようなそれでいて宿敵のような。(先方の腹ペコがこちらを見てどう思ってたかはわからないが、)私にはそんな風に見えた。今思えば「ライブは戦争」というのはなかなか正鵠を射た表現だと思う。

駅を出てライブハウスに5分ほどで到着。物販に並ぶ人たちや会場の周りでブラブラしてる人たち、自分も含めてみんなが浮き足立っていた。もうすぐでライブが始まる。そわそわせずにはいられない。

私は初めてライブハウスで開催されるライブに参加したのでいろいろ勝手がわからずあたふたしたりもしたが、スタッフの方々に優しく対応してもらえてよかった。

 

ライブハウスに入るとそこらじゅうに人がいた。携帯をいじる人、一緒に来た友達と今日演奏する曲を予想してる人。

 

そんな中でまず登場したのは今回の対バン「dustbox」。彼らの曲は一応少し予習してきていたのだが、ライブで聴くとまた少し違った印象を受けた。実に爽やかなエネルギーに溢れておりMCもしっかり観客の心を掴んでいたように思える。ライブであそこまで会場を沸かせる事のできるバンドも今時そう多くないだろう。いい意味で予想を裏切られた。

 

そこからしばしの休憩があった後ついに真打、ホルモンの登場。

私は最初、亮君の定位置である右側でスタンバイしていた。亮君の顔見たら泣くんじゃないかという懸念があったが、そんな事はなく、終始発狂。というか奴らの登場で会場の空気が一変した。お祭りが戦場になった。

奇声を上げながら狂喜乱舞する人々がぶつかりあう異常な空間の完成である。一曲目から腹ペコたち全員のボルテージは最高潮。初めての私は死なないように必死に耐えるしかなかった。そして壇上にいる彼らもまた殺気立っている。ロックをやってる四人はめちゃくちゃかっこいい。亮君は客を全員喰っちまうんじゃないかというくらいの形相だった。

純粋に音楽的な面では、亮君のギターの音はより一層歪んで、曲全体の攻撃力が増していたような気がした。

 

私は途中酸欠で吐きそうになって3回目か4回目かのMC中に会場から出た。会場外の廊下では力尽きた腹ペコたちが数人座り込んでいた。やはりあの空間は相当異常なのだ。人間がいる場所じゃない。

次の曲からはちょっと後ろの方から観てみることにした。一階でも後ろの方は案外落ち着いて観ることができたので、前方の腹ペコたちの動きをじっくり客観的に眺めてみた。

結論を述べると前方で暴れ続けているクレイジーな腹ペコたちはホルモンメンバーたちと喧嘩しに行っている。今にも喰ってかからんとする勢いで最前列に向けての波が形成されていた。「ああこれがライブなのか」と。私はこの時ようやく理解した。数週間前までホルモンにイラついていたのもそう。私は目の前のことに全身全霊をもって没頭し尽くすことができない。だからあの前方の喧嘩集団に混れない。今ここで指をくわえて彼らの暴動を観ている。別にそんな自分を否定するわけじゃない。ただ、もしホルモンと出会った高校生の頃の俺だったら、目の前のホルモンに没頭し切ってゲロ吐きながらでも前方で奴らと対峙していたのかもしれない。そう思うとすごく悔しかった。

 

私は思い切ってアンコールの間に最前列に移動した。

最後の三曲だけはあいつらと真正面からちゃんと喧嘩したんだ。

未来とか過去とか体裁とかそんなもんが心底どうでもよかったあの頃にちょっと戻れた気がする。

 

全部終わって外に出た私はしばらく動けなかった。というかみんなそんな感じだった。あれは普段運動してるとかしてないとかじゃなくどれだけホルモンとの喧嘩に没頭できるかの勝負だ。終わったら必然的に肉体が悲鳴をあげる。

 

あいつら二年のブランクがありながら終わっても余裕そうだったんだよな…

 

どうまとめればいいのか。ホルモンには思い入れが強いので、こんな支離滅裂な文章になってしまったことを謝りたい。そして結論を述べよう。

 

ホルモンと腹ペコたちは最高である。今まで私は亮君の作る音楽の技巧(特に歌詞)にばかり注目していた。押韻や空耳効果、楽曲としてのキャッチーさを極限まで追求した究極の音楽の形をホルモンの曲の中に感じていた。でもそれだけじゃなかった。ホルモンは、そして腹ペコは何歳になっても脳味噌(とちんこ)が中学生のそれである。今見ている物事に没頭しそれ以外のことは考えられない。それ以外のことも考えなきゃいけないのはわかっているけど、どうしても考えられない。

いちいち馬鹿みたいに感動して、たまにはブチ切れたりもする。

 

私はそんな奴らが大好きだ。

 

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以上。