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楽しい文章

人は楽しそうな文章を書けない。

楽しそうな気持ちは言語化する必要がないからだ。楽しい気持ちをそのまま言葉に変換してぶつけてみたとしてもそれは軽くなってしまう。なぜなら楽しい気持ちは言葉という枠には到底収まるようなものではないからだ。

ではなぜ人は憤り、鬱屈、黄昏、悲しみばかりを文章に込めるのか。

それらの感情は常に逃げ場を求めているからだ。

人は怒りを感じた時、それを何かにぶつけたいと思う。

人は屈折した自分自身を自覚した時、それをどこかに吐き出していっときの安心感を得たいと思う。

人は黄昏ている時、自然に意味もないがそれゆえに美しい言葉を紡ぐ。

人は悲しい時、脳内では感情の氾濫が起こりその感情はすぐに言葉となって外へと溢れ出てしまう。

我々は楽しくない己を誤魔化すために言葉を生み出し、それを今尚扱っているのかもしれない。